インド後期密教

インド後期密教

10-4「性の理論」(セクソロジー)の導入

中世のインドタントリズムには、ヒンドゥー教や仏教、ジャイナ教の枠を超えた共通のものがあった。そこには、反社会的で性的な儀礼を行う土着宗教の影響があったようだ。墓場(尸林)での呪術や饗宴が行われ、巫女が巡礼者と性的関係を結ぶ儀礼などもあった。...
インド後期密教

10-3『秘密集会タントラ』

後期密教経典の和訳は多くないが、松長有慶が『秘密集会タントラ』については、全訳してくれている。さらに、解説まで書いてくれている。これをベースにして、その反社会性や性儀礼について見てみる。『秘密集会タントラ』の歴史や生い立ちについては、興味あ...
インド後期密教

10-2 後期密教の時代

中期密教では修行者は悟りを求め、成仏を目指したが、後期密教に入ると、すでに“ヒンドゥー化”を経験した仏教が、性・死・汚れを取り込むことで、より「即効性」と「超越的パワー」を強調する方向へ行ったようだ。グル(導師)と弟子の関係が強化され、秘密...
インド後期密教

10-1 後期密教 ー 最初の印象

インド後期密教の最初の印象について述べた
インド後期密教

10-0 インド後期密教 – 出会い

出会い高野山大学へ通い出すと、色々な仏教関係のものを見る機会が増える。さらに、先生や学友との話の中で、新たな知識が増えてくる。もともと仏教について何も知らなかった私にとっては、特に最初の1年は急激にその世界が広がっていった。その中の一つの出...