Buddhism & Science

高分子化学を出発点として、量子ビームを武器として携え、高分子科学、ガラスダイナミクス、ソフトマター物理と約40年間進んできた。大した成果はないが、自分としては創造だった。職業学者としての歴史、また今の活動については、「科学(Science)]に記す。
科学は積み重ねの学問だ。誰が「始まりか」分からない。それで、一番顔の売れているEinsteinくんに代表として登場してもらった。

退職して、仏教の学びを始める。科学との考えの相違に驚き、戸惑いながらも、新たな世界が始まる。その短い歴史については、「仏教(Buddhism)]に記す。

新たな仏教との出会いについて、職業学者としてではなく、自由に書きたくなった。この「ブログ」の始まりだ。
1)プロローグ
2)仏教の歴史(独断的)
3)仏教と科学の類似・相違
4)雑感(仏教に思うこと、学校での出来事など、、、)

しかし、仏教始祖のBuddhaくんには会えていない。いつ会えるか分からないけど、、、
(ま、Einsteinくんにも会ってないけどね!)


初めてブッダくんに会ったのはいつだったろう?
全く覚えていない。

学生時代下宿をしており、家に帰ると自分の部屋はなく、座敷に寝ていた。
そこに大きな仏壇があった。
毎朝、早くから親父がお経を唱えていた。
「眠いのにうるさいな〜〜〜」
どこかにブッダくんはいたのかもしれないが、会うことはなかった。

大学院へ進学し、家に帰ることもほとんどなくなった。研究漬けの毎日が始まった。
就職、結婚、子供もできた。
そんなある日、親父が死んだ。
葬式、親父の故郷の寺への挨拶、従兄弟の坊さんたちとの久しぶりの再会。
でも、ブッダくんに会うことはなかった。

66歳で退職。
結局ブッダくんに会うことはなかった。どこにもいなかった。

退職し、高野山大学に入った。特段の意図はなかった。「ご縁」だ。
でも、まだブッダくんに会っていない。

「よーし、ブッダくん、会いに行くからな!待ってろよ!」