12-2-3 仏教の言葉と草原の民

仏教の言語と草原の民 仏教と科学の狭間で_2
仏教の言語と草原の民

仏教経典の多くは、サンスクリット語、あるいはそれに近い言語で書かれている。
サンスクリット語はインド固有の言語のように思われがちだが、
系統的にはヨーロッパ諸語と同じ印欧語族に属している。

つまり、仏教の言語の祖先をたどると、
最終的には黒海北方の草原地帯にいた人々の言語に行き着く可能性がある。

草原の遊牧民
→ イラン高原
→ インド
→ サンスクリット語
→ 仏教経典
→ 漢訳仏典
→ 日本語の仏教語

この長い旅路の果てに、
私たちは今、「空」「無常」「縁起」という言葉を読んでいる。

欧印祖語の伝搬ルート2(https://easywordpower.org/multilingual/indo-europeans/


ブッダの思想はインドで生まれた。
しかし、それを表現した言語の系譜は、
はるか西のユーラシア草原にまで遡る。

仏教はインドの宗教である。
しかし、その言葉の背景には、
ユーラシア規模の人類史が流れている。

仏典を読むとは、
遠い草原の記憶を、知らず知らずのうちに読んでいることなのかもしれない。
(知らんけど!)

いや、きっと

「ロマンだね〜」という人もいる気がする

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