大乗仏教 2 仏性、如来像思想 みんな仏になれる 2-1仏性初期仏教や部派仏教のころ、仏(ブッダ)は「この世界に一人だけ現れる、すごい修行者」であり、遠い存在。伝説の人。自分がなれるとは思えない存在だった。でも、大乗仏教はそこに疑問を投げかける。「いやいや、誰だって仏になれるんじゃないの」... 2025.06.24 大乗仏教
大乗仏教 1 菩薩思想 部派仏教では、真理(法)を自ら発見したブッダは偉すぎるので、弟子がそこまで到達するのは、おこがましい。煩悩を滅し、解脱した修行者を最高到達点として阿羅漢(声聞と縁覚)と称した。ポイントは、自分の悟り(自利)、解脱であった。コメント===>自... 2025.06.23 大乗仏教
大乗仏教 4 大乗仏教 誕生の背景:初期仏教から部派仏教へと発展する中で、仏教はすっかり「出家者だけの世界」になってしまった。修行者は難しい教理ばかり進めて、自分の成仏(自利)ばかりを願い、庶民に寄り添うどころか、「専門家集団の内輪の世界」に入ってしまった。その反... 2025.06.22 大乗仏教
部派仏教 3 部派仏教の特徴 部派仏教の教理体系は、各派による差異はあるが、大雑把には、初期仏教と変わらない。三法印、四諦と八正道、三学、縁起(因果律)などの教義はそのまま引き継がれ、解脱への実践も八正道や三学などで、あまり変わらない。コメント===>皮肉っぽく言うと、... 2025.06.20 部派仏教
部派仏教 2 アショーカ王と第3回結集 紀元前3世紀頃にはマウリヤ朝アショーカ王(在位:紀元前268〜232)の強い支持により、仏教は国家的宗教としてインド全土へ広がった。同時に、伝道使節団をスリランカ、ガンダーラ、中央アジアなどへ派遣し、仏教の国際化が始まる。アショーカ王石柱急... 2025.06.20 部派仏教