部派仏教 4-2 アショーカ王と第3回結集 紀元前3世紀頃にはマウリヤ朝アショーカ王(在位:紀元前268〜232)の強い支持により、仏教は国家的宗教としてインド全土へ広がった。同時に、伝道使節団をスリランカ、ガンダーラ、中央アジアなどへ派遣し、仏教の国際化が始まる。アショーカ王石柱急... 2025.09.20 部派仏教
部派仏教 4-1 結集と分裂 第1結集はブッダ入滅直後(紀元前5世紀ごろ)に、マハーカッサパ(摩訶迦葉)の指導のもとに、約500人の阿羅漢(あらかん、修行完成者)が集まり、行われた。場所はラージャガハ(王舎城)郊外の七葉窟だ。釈迦の教えを口伝で正確に保存するために、アー... 2025.09.19 部派仏教
部派仏教 4-0 部派仏教 ー 分裂の背景 ブッダが80歳で入滅した。この時、すでにインド各地には小さな僧団(サンガ)が形成されていた。布教活動は主にガンジス川流域を中心に行われ、王族や商人たちから支援を受け、仏教は結構栄えていたのだ。ブッダは生涯で、1500~2000回ぐらいの説法... 2025.09.18 部派仏教