プロローグ 7 50年前かな? いろいろな先生がおられる。数年前までは、大学で教鞭をとっていたので、大学での授業がどのようなものかは、だいたい分かっているつもりだった。コロナ禍の中で授業は始まったのだが、前にも書いたように事前に課題が与えられ、それをやっておくようにとの指... 2025.06.12 プロローグ
プロローグ 6 授業開始 コロナの治る気配はなく、5月の対面授業開講予定は、結局6月までづれ込んだ。それまでは、ZOOMを利用した授業となった。先生、学生ともにZOOMにはあまり慣れておらず、パソコンを持っていない学生もいた。「そらー、60歳までパソコン使わず、急に... 2025.06.12 プロローグ
プロローグ 5 入学 3月中頃だっただろうか、無事に高野山大学への入学が認められ、結構高い入学金と授業料を納めて、晴れて大学生になった。少し前までは、学生を指導する立場にいたのだが、今度は指導される立場となった。ちょっと、いい気分である。私が入学した文学部密教学... 2025.06.12 プロローグ
プロローグ 4 高野山大学 私は高野山大学に行くことに決めた。理由はちょっと不純だった。これまでと専門は違うが、今まで大学にいたのだから、なんとなくとっつきやすい。勉強は得意な方ではないが、まあ40年も学者をやってきたのだからなんとかなる。さっきも書いたが、爺さんや婆... 2025.06.12 プロローグ
プロローグ 3 第二の人生 現実的な問題である「退職後の第二の人生」について書いておこう。最初に述べたように、私が退職後高野山大学に入学したのは、退職後の一つの生活の始まりとしての選択だった。会社や役所などある組織に所属して働いていた人が定年を迎え、第二の人生をどのよ... 2025.06.12 プロローグ