2025-06

学んだ仏教

Ⅱ]カラム 四住期

カラム 四住期インドには四住期と言う考えがあるようで、釈迦族の王族として生まれた釈迦は、あとつぎの男子をもうけたあと、29歳で王族の地位を捨て、林間で修行し、悟りを開き、布教の旅に出て、遊行の身のまま世を去った。古代インドの人生の理想「四住...
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1-3 初転法輪

初めてのブッダの説法はサールナートで、以前の苦行仲間の5名に対して行われた。初転法輪と言って有名な話である。しかし、この5名は、ブッダは苦行を捨てた裏切ものだと思っていたようだが、ブッダの堂々とした姿を見て畏敬の念を抱き、迎え入れた。そして...
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1-2 釈迦の悟り

苦行の末、釈迦はひらめく。「こんな苦行ばかりしていても悟りは開けない」「中道が必要だ」修行でボロボロになった身体を清めるためナイランジャナー川で沐浴をする。その時、やつれ果てた釈迦にむら娘スジャータが乳粥を差し出す。釈迦は体力を回復し新たな...
学んだ仏教

1) 釈迦の一生

1-1出家まずは、仏教を開いた釈迦について書いておこう。これはどの仏教入門書にも書いてあるが、やはり書こう。彼は実在の人物であり、釈迦族の王子として紀元5〜6世紀、伝承として一般的には、紀元前463年(別説で紀元前383年もある)の4月8日...
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I] 初期仏教

初期仏教初期仏教とは、釈迦が生まれてから死ぬまで、さらに釈迦の教えがそのまま引き継がれた時代の仏教をいう。仏教の教えは、時代とともにどんどん進化・発展し、精緻な理論へと、また新たは行法(修行方法)へと進んでいくのだが、釈迦が説法したと言われ...
学んだ仏教

第2章 学んだ仏教

高野山大学での仏教(密教)の学習が始まった。まずは、学んだ仏教について書いていこう。そりゃ、仏教学びに授業料払って、高野山大学へ行ったのだから、書かないはずはない。仏教をどんな順序で書くのがいいのか。悩んだ。大学の授業で学んだ順番で書くと、...
プロローグ

プロローグ8 学友、見える人たち

学友についても書いておこう。高野山大学社会人コース密教学科は、令和19年度から始まり、令和23年度まで続いた。各年度の新入生は、各学年数名程度と多くはなかった。同時に開設されていた心理学コースの学生もいたので、その倍ぐらいはいたのだろうか?...
プロローグ

プロローグ7 50年前かな?

いろいろな先生がおられる。数年前までは、大学で教鞭をとっていたので、大学での授業がどのようなものかは、だいたい分かっているつもりだった。コロナ禍の中で授業は始まったのだが、前にも書いたように事前に課題が与えられ、それをやっておくようにとの指...
プロローグ

プロローグ6 授業開始

コロナの治る気配はなく、5月の対面授業開講予定は、結局6月までづれ込んだ。それまでは、ZOOMを利用した授業となった。先生、学生ともにZOOMにはあまり慣れておらず、パソコンを持っていない学生もいた。「そらー、60歳までパソコン使わず、急に...
プロローグ

プロローグ5 入学

3月中頃だっただろうか、無事に高野山大学への入学が認められ、結構高い入学金と授業料を納めて、晴れて大学生になった。少し前までは、学生を指導する立場にいたのだが、今度は指導される立場となった。ちょっと、いい気分である。私が入学した文学部密教学...